これだけおさえておけば、大丈夫
二十歳の振袖。お嬢様ご自身も楽しみにしておられると思いますが、ご両親、ご祖父母様にとっても、とても感慨深いものでしょう。
よき日を寿ぐ振袖選びのポイントをご紹介します。
振袖選びを始める時期は?
2年前を目安に
準備や写真撮影は時間もお金もかかり大変ですが、一緒にお祝いをすることで家族の絆も深まります。
また、お嬢様とご家族様が水入らずでお買い物をする機会はこの先、それほどあるものでもなく、大切な思い出となることでしょう。
大いに振袖選びを楽しんでいただきたいと思います。
では、いつから始めるのか――
率直にいえば、早ければ早いほど良いです。
早くに購入すれば成人式前に、お祝い事などで着用することができます。
特にご親戚の結婚式や傘寿のお祝い、叙勲のお祝い会などがあるときは早めに用意をして、着用されることをおすすめいたします。
とはいえ、なかなかそのような機会がないという場合でも、遅くとも2年前くらいから検討しましょう。
早く動くことでお気に入りの色柄を選ぶことができ、成人式当日の着付けやヘアメイクの時間を優先的に確保することができます。
もっとも遅くなったからといってあきらめることはありません。
ぜひご家族様ご一緒に、すてきな思い出を作ってくださいね。
いろいろある振袖プラン
振袖は購入するのか、レンタルにするのか。あるいはお母様やお姉様の振袖を着るのか。
また、成人式についても出席するのか、写真だけ撮影するのか、など、一口に振袖といってもいろいろなスタイルがあります。
着用機会やご本人の希望も含めて、早めに検討を開始しましょう。
1 お手軽な「振袖レンタルプラン」
2 マイサイズで仕立てられる
「振袖ファーストレンタルプラン」
3 ママ振袖は小物合わせで新鮮に
振袖ってお高いの?
リーズナブルなプランも
振袖がすてきなことも、成人式に出席する女性の9割が着用することも、着用機会が何回かあることも理解できるけれど、いかんせん、先立つものが……。一体いくら用意すればいいの? お高いの? というのが本音ではないでしょうか。
たしかに、シルク100%、フルオーダーで作るフルレングスのドレスと考えれば、高価であっても納得です。さらに、着物は帯締めや帯揚げなどの小物、帯ともに正絹ですから、その一つひとつを考えても高価になるといえましょう。
また、着物には刺繡や箔、絞りなど、多くの技法が使われています。この技法は職人の技の結晶。こうした技法が多く使われれば使われるほど、高価になるのも道理だといえるでしょう。
ですから、「いいものがほしい。どんなに高価であっても構わない!!」というのであれば意匠を凝らした振袖も可能ですが、一方で、新品振袖30点セットで98,000円(税別)からのリーズナブルな振袖もあります。古典柄や現代的な柄など豊富な種類があるので、お気に入りの一着を見つけましょう。
レンタルでは48,000円からのご用意ですが、見逃せないのが成人式後10年間無料で振袖レンタルができること。(ただしクリーニング代10,000円を負担)これなら気軽に振袖を着ることができます。
前撮りで準備万全!
成人式当日は着付け、ヘアメイクと慌ただしく時間が過ぎていきます。しかも式典後は懐かしいご友人方との同窓会が計画されることが多いようです。そうなると、きちんと写真を撮影する時間はありません。
そこで、おすすめしたいのが前撮りです。家族がスマホで撮影するのも温かみがあっていいのですが、一生に一度の成人式です。やはり記念にスタジオで撮影し、アルバムもしくは台紙をつけてしっかりと残しておきたいところです。
前撮りは振袖の購入あるいはレンタルを契約したときに予約を入れるのがおすすめです。遅くなればなるほど予約が取りにくくなり、希望する日時が取れなくなります。ご家族が揃う希望の日時を早めに抑えておくと、その後のスケジュール調整が楽です。特に遠方のお祖父様、お祖母様とともに写真を撮る希望がある場合は先手必勝。宿泊や交通機関の予約も含めて考えます。
前撮りの際、お嬢様は振袖ですが、一緒に写真を撮るご家族もきちんとした服装ですとすてきに決まります。第一礼装の振袖のお嬢様の横に、ジーンズやブルゾン姿ではちょっぴり不釣り合い。お父様、お祖父様はダークスーツか羽織袴、お母様やお祖母様も色無地や訪問着、付け下げをおすすめします。ただし、主役はお嬢様ですから、控えめで品のいいものが良いでしょう。
前撮りをすることで振袖に慣れることもできますし、準備にどのくらい時間がかかるかなど、当日の目安にもなります。 ゆったりとしたスケジュールで最高の笑顔を残して下さいね。
マナー美人のすてきな女性に!
成人式を迎える心構え
成人式は成人になったことを祝い、励ます式典です。 「これから、大人としての自覚と責任を持って、しっかりした行動をしてほしい」と願わない親御様はいないと思います。 式典当日を迎えるその日に、きちんと心構えを持っておかれることで幸先の良いスタートになることでしょう。
細かな注意点や心得は「成人式マニュアル」で詳細を述べますので、ここでは大きなポイントだけご紹介します。ぜひ事前にお嬢様と一緒にご確認ください。