〜振袖への思い〜 祖母から母、母から娘へ

こんにちは

ゆめタウン店の北野です。


今日は人生に一度だけ!



人生の節目で着るきもの「振袖」への思い
についてお話したいと思います。

このブログを読んでいただいているあなた様は

振袖を初めて着るお嬢様ですか?

それともその振袖をご用意されるお母様でしょうか。

きっとお母様かな?と思います。

お嬢様が18歳になられると
いろんなところから振袖のご案内が届き始めますよね。
最近は高校2年生(17歳)頃から
案内を始めるところもあるようですが、
一般的には18歳くらいです。

そろそろうちも考えなくっちゃ・・・という
時期でしょうか。

そんなお母様も20数年前には
ご成人を迎えるお嬢様でした(よね?(^_-))
ちょうど私も同世代なので
思い返せば20数年前、成人式の準備をしました。

今は70代の母親が私のために
振袖準備をしてくれました。
懐かしいなあ~と思い出します、が。

当時の私は「成人式」なんて
超面倒くさいし、そんなのしたって嬉しくないし
家で映画観てる方が楽しいのにな・・・

くらいの感覚でした(‘ω’)

一方母親は、
伝統文化や家族の絆を大切にする人ですから、
娘のために恥ずかしくないように
一生に一度の大人への階段を上るための
大切な儀式である成人式に
未婚女性の第一礼装である振袖に

こだわるのは当たり前!!

と思ったに違いありません。
こだわり抜いた振袖を準備してくれました。
今思えば
本当に頑張って準備してくれたんだなあと
感謝&感謝しかないのです。

が。

18歳の時を思い出すと・・・
感謝の気持ちより
朝の早い準備が苦痛だったことと
振袖が妙にしっくりこなくて居心地が悪かったことと
式後に早々に脱いで
友達とお好み焼き屋さんで乾杯した時の喜びの方が
勝っていましたね。

みんなそうだったんじゃないかと思います。
親の大変さや有り難さには気づきもしないで
可愛いのがいい~とか
高いやつ選んだりとか。
親になって初めていろいろ身に染みますよね。

今までの自分に喝!!・・・

といってももう時間は戻りません。

今度はあなた様がお嬢様の振袖をご準備する番です。
娘時代の気持ちを思い出しつつ、

両親に感謝、感謝

そして現実には無理のない範囲で
できる限りの祝福をしてあげてあげたいですよね。

さて、そのお手伝いをするのが
私たちのような振袖専門店のスタッフです。

今のお母様世代はきものに関しては苦手な方です。
よほど何かのきっかけで
きものに親しんでこない限り
日々の暮らしにはきものは出てきませんし、
周囲にきものを着ている人もほとんどいない。

行事ごとといっても
小学校の入学式にきものを着たのが最後・・・
という方が多いのではないでしょうか。

何人もの振袖さんを接客している中で、
お母様にアンケートすると、

直近できものを着たのは

  • 子供の小学校の入学式  75%
  • 自分の結婚式の時    5%
  • 兄弟姉妹の結婚式の時  15%
  • 成人式が最後      5%

という感じです。

中には成人式の時には振袖が禁止だったので
子供の入学式に初めてきものを着たというお声も
ありました(それ以来、もちろん着てない)。

自分の成人式に振袖を着たとして、
子供の小学校入学は約12年ほど前。
それ以来きものには触れてこなかったわけですから、
きもののことは分からなくて当たり前ですよね。
今ではほとんとの人が持っているスマホですら
毎日使っているのに
操作が分からないなんて日常茶飯事。

なのに10年以上触れてないきもののことなんて・・・

ねえ。(‘ω’)ワカラナイヨ

大丈夫、そういうときのためのきものスタッフです!

「きもののほそみ」は創業103年の老舗呉服店です。
丹波市の春日町で創業し、
3代目(現会長)が丹波市の春日町にあったアルティ(今はもうない)で
呉服専門店を開業しました。

そしてゆめタウンに移動して
今年で15周年!
その間、ずっと地域の振袖成人さんのお世話をしてきました。

時代とともにちょっとした流行りや
変化はありましたが
今までに3000組を超える振袖さんの
お世話をしてきております。

いわば振袖のプロ!!です(‘◇’)ゞ

なんでも質問してください!
なんでも相談してください!!

振袖は購入レンタルママ振・姉振等
成人式には出ないけど写真撮影だけはしたい方向け
スタジオパックと4パターンをご用意して

お嬢様・ご家族様の
振袖準備をお手伝いさせていただいております。

店内にある振袖はなんと300枚以上!!

こんなに振袖が揃っている呉服店は

北近畿地域ではほそみだけです。

レンタル屋さんは基本的に
きものを貸すことがメインですので
ポリエステル製のきものも多いのですが、
ほそみは呉服店ですから
本物の振袖(正絹)がほとんどです。
(数枚ポリエステルの振袖もあります)

また、帯も150本

小物(帯〆・帯揚・重ね衿)もたくさん!!

流行りのくすみ系もご準備していますので、
古典系・新古典系・和風モダン系・グラマラス系
いろんなタイプのご要望にお応えできるように
各種取り揃えています。

それに振袖といえば刺繍半衿!
そちらも常時50枚以上取り揃えておりますので、
お嬢様はどんな色の振袖が着たいか
そんな風なイメージになりたいかなど
ぼんやりとでもいいので、
なりたい自分をイメージして来てくださるだけ!

お母様は予算と
購入なのかレンタルなのかママ振なのか
決めて来るだけで大丈夫です。

大切なお嬢様の一生に一度のハレの日です。
みんなのありったけの気持ちと力を合わせて
お祝いしてあげましょうね!

で、なぜ振袖なのか?

振袖って何なの?

という話ですが、
以前にそんなブログもありましたので、
そちらを参考にしていただけるといいかなと思います。

こちらの記事もご参考ください。
▶「振袖とは?」
▶振袖の柄に込められた親心~文様の意味とは?~

また、小物などのご紹介も
以前のブログでご紹介していますので、
そちらも参考にしてみてくださいね!

▶【振袖小物】脇役?いえいえ主役級の存在感!振袖小物の世界①

私は成人式の振袖って
両親(特に母)と娘をつなぐ
かけがえのない
深い意味のある衣装だと思っています。

お金さえあれば何でも簡単に手に入ってしまう便利な現代において
面倒で決して安くはないきもの(ここでは振袖)は
世界の片隅に追いやられても仕方ないのですが、
全世界に誇る日本の民族衣装であり
私たちだけが胸を張って自慢できる
大事な大事な衣装です。
ひとつひとつ大勢の職人さんの手を経て
きものは出来上がっていきます。

産地からお客様の手元に届くまで
白生地や帯を織る機屋さんや
着物や帯の図案を考える職人さんや
着物をあなたの寸法でお仕立てする仕立て師さんや
精一杯お嬢様が輝くように
振袖選びのお手伝いをする
小売店のスタッフも含めて、

様々な人の思いを乗せて
きものは出来上がります。
そして最後にご家族様の手でお嬢様のところへ。

1回着たら終わりではなく、
流行りや廃りはないので
自分の振袖を娘へ
娘から孫娘へと
思いを次世代へつなぐことができます。

そんなみんなの思いを込めた振袖を
大切なお嬢様に着せてあげてくださいね。
そんなみんなの思いを込めて
きもののほそみスタッフ一同、
お振袖のご準備をお手伝いさせていただきます。

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ぜひお嬢様の振袖選びの参考になさってください(^^♪

ではまた次のブログでお会いしましょう!

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