こんにちは
ゆめタウン店 北野です。
今年は最速で梅雨が明けて、
まだ7月の始めなのに連日猛暑続きで
びっくりですね。たまりませんね。
さて今回は【振袖小物】脇役?いえいえ主役級の存在感!振袖小物の世界⑤
ということで、
お待たせいたしました!
振袖用の刺繍半衿についてガイドしたいと思います!
普段、着物に触れていない方からすると、
「半衿って何?」と思われるかもしれません。
実際、着物のことは全く分からないお母様に
半衿のことをお話すると
「つけなきゃいけない??なんで??」
「どこにつけるの?」
「自分でできるの?」
「よく分からないから、お任せします」と言われたことがあります。
半衿とは。
長襦袢の衿(地衿といいます)に縫い付けて使う
消耗品の布のことです。
↓首元をすっきり見せたり豪華に見せたりします
通常は白の半衿を使いますが、
振袖さんは豪華さや華やかさを演出するために
刺繍の半衿を使うことが多い・・というか
大多数の方が使われます。
半衿自体はだいたい長さ113cm、幅16.5cmの1枚の布です。
半分に折って、長襦袢に縫い付けて使います。
襦袢の衿にかけて使うので、
「掛け衿」と呼ばれることもあります。
通常、購入する時は
布の状態のものを購入して、長襦袢に縫い付けます。
「なしでもいいか?」とお思いのあなた様。
これなしでは着物は着られませんよ。
地衿は一般的に木綿布などで出来ています。
明らかに正絹ではないし、色も真っ白でないかもしれません。
いかに知らない方でも、
「ん?なんか変だな」と思うレベルで違和感があります。
半衿は首元の皮脂や汗から着物を守る大事な役目があります。
「私は毎日お風呂入ってるから大丈夫!」とお思いかもしれませんが、
人間の皮脂って結構頑固なんですよ。
例えば、着た長襦袢や着物でも
お洗濯せずに放っておくと
だんだんと肌に触れて汚れたところは色が変わってきます。
皮脂や汗が年月と共に変色し始めて、
ひどくなると生地を傷めたり、
きつく色が変色したり、
最悪の場合はお直し不可能になって、
地衿や着物の衿を交換しなければならなくなります。
そんな状態にならないよう長襦袢や着物を守るために
半衿はあります。
消耗品ですから、
何度か着るうちに薄茶色に汚れがついて
変色したら、
メンテナンスに出して汚れを落としてもらうか
取り替える必要があります。
自分で付けられるならチャレンジしてみてください!
YouTubeでも数々動画がアップされていますので、
ご自身がやりやすい、分かりやすいと思う
動画を参考にされるといいと思います。
ほそみでも店頭に半衿をご用意していますが、
一緒に半衿のつけ方ペラもご用意しています。
ご希望でしたらお気軽にお申し付けくださいね。
でも、私のオススメはYouTubeです。
なんせ、やったことないことをやろうと決心するのも
すごいことですが、
やったことないことを紙上で見てやれる方は
もっとすごいです。
はっきり言ってまず、理解するのが難しい。
曲面に直線の布を縫い付けるのですから、
手芸大好きなお母様ならいざ知らず、
そうではない方のほうが多いのではないかと
勝手に判断しますと、
付ける準備とまち針を打つだけで
頭がこんがらがってきます。
その点、動画はいつでも止めて見返せて、
懇切丁寧に教えてくださる方が多いです。
文明の利器を利用しない手はありません!
しかもタダ!! 最高ですね。
分からないときのGoogle先生もいい先生ですが、
YouTube先生も分かりやすくていい先生ですよ( *´艸`)
ぜひチャレンジしてみてください。
大切なお嬢様の振袖支度を母の手で彩ってあげるのは
お互いにとっていい想い出になるはずです。
①白地に刺繍
さて、ここからは
実際の振袖さん用刺繍半衿を見ていきましょう!
一番多いタイプは白地に色糸で刺繍の入ったもの。
↓こんな感じです
白地に赤やピンクの色糸で刺繍が施されています。
赤の振袖や可愛く愛らしい印象を与えたい時に
使うことが多いです。
このお嬢様のように赤の振袖に映える
白地に赤糸の刺繍はとっても可愛い印象です。
振袖の赤は永遠の人気カラーですから
もし振袖を赤にされる場合は
襟元も赤色に合わせて花柄の刺繍衿にされると、
20歳のお祝いに相応しい大和なでしこの装いになります(^^♪
また、グリーンの振袖にも相性がとってもいいので、
緑をお考えの場合は、
刺繍半衿は赤も候補に入れてみてくださいね。
②落ち着いた純和風の刺繍半衿
白地に赤などの色糸を使った刺繍半衿は
どんなジャンルの振袖にも人気アイテムですが、
古典柄の振袖にはちょっと派手というか
色味が強すぎる印象です。
なので、ほそみでは古典柄の振袖に合う刺繍半衿も
ご用意しています。
例えば、こんな茶系の刺繍半衿はいかがですか?
古典柄の振袖は色柄自体、そうそう派手ではありません。
使われている色味も原色の赤や黄色、緑ではありません。
そんな振袖にマッチするのが、
この茶系の刺繍半衿です。
分かりづらいかもしれませんが
古典の雰囲気を壊さない、
且つ、お嬢様の顔色や印象をよくする
こちらも使い勝手のいい刺繍半衿です。
あまり目立つのは得意でない方でも
上品に可憐に見せてくれるので、
安心してお選びいただけると思います。
控え目ですが、豪華ですよ!
③白地に白の刺繍半衿
白地に白の刺繍??
なんで、見えないじゃん!!とお思いではないですか?
確かに。
遠目ではただの白い襟元に見えます。
でもね。
近くに行くと、白地に白糸で刺繍された
実はこだわりの、隠れたオシャレができるのが
この半衿のいいところ。
一見、白にしか見えませんよね。
でも近づくと白刺繍の半衿なんです。
すっごくオシャレです!
真っ白のただの半衿もスカッとして清楚で
清潔感があって素敵なのですが、
その上をいくのがこの半衿。
ラメが入っていたり、小花があしらわれていたり
ちりめん素材の布であったりと
こだわりどころはたくさんあります!
地味に見えるかもって?
いえいえ、隠れたオシャレは白から始まりますよ!
⑤イロイロな色の刺繍半衿
その他にもいろんな色の刺繍半衿があります。
ざっとご紹介させていただきますね。
↑こんなカッコイイ半衿もあります!
これは白地に色糸で刺繍されているものですが、
濃い色の布地に刺繍されているものもあります。
どちらかというと個性的な振袖に合わせます。
振袖の柄と半衿の柄がとてもよくマッチする場合もありますし、
色味がとてもよくシンクロすることもあります。
合わせてみて「あっ! これええや~ん!!」となる
場合が多いです。
また、こんなクールな刺繍半衿もあります ↓
ブルー系の刺繍半衿です。
左の水色の刺繍半衿は
優しいオレンジ・ピンク系の振袖に合いそうですね。
右手の紺色の入った大胆な大柄の刺繍半衿は
からし色やグレー系の振袖にマッチしそうです。
今流行りのくすみ系振袖に合わせてはいかがでしょうか。
↑そしてこんな色イロな色の半衿はいかがですか?
これらの刺繍半衿は振袖を選びます。
自分では選べないけど、ちょっとオシャレをしてみたい!
せっかくだから派手にしたい!
華やかで目を引く振袖姿にあこがれる~!!
という方にはオススメの刺繍半衿です。
何も白地に刺繍だけが刺繍半衿ではありません。
赤地もよし、黒地もあり、抹茶色だってとっても素敵!!
ぜひ振袖を着て、鏡の前で合わせてみてください。
びっくりするほど素敵な振袖姿の自分に出会えますよ(*’▽’)
⑥おまけ
これは番外編になりますが、こんな刺繍半衿もあります ↓
実はこれ、左右で柄が違ってみえる可愛い半衿!
こんな風になっています ↓
半分づつ刺繍の柄が変えられていて、
どちらを左右に出すかはあなた次第!
普通は左右で同じような柄が出ますが、
このタイプは左右で柄が変わるので、
個性的な印象を与えたいお嬢様にはオモシロアイテムになりますよ!
さて、いかがでしたか?
今回は刺繍半衿を取り上げてみました。
一口に刺繍半衿といっても
柄の多いもの、少ないもの
色のはっきりしているもの、落ち着いた印象を与えるもの
個性的なもの、可愛いもの などなど
いろーーーーんな刺繍半衿があります。
ほそみでは不定期に刺繍半衿は入荷しますので、
振袖を見てみたいなと思ったら、
ぜひ刺繍半衿もお忘れないようにご覧くださいね!
もし、自分好みのものがなければ
探すことも可能ですので、
お気兼ねなくおっしゃってくださいね!
そして、みんなどんな刺繍半衿を入れてるのかな?
参考にしたいなと思われたら、
下記のアドレスからお嬢様の振袖写真館にアクセスしてみてください。
https://www.hosomi-gofuku.co.jp/guest/
どんな色の振袖にどんな半衿を合わせているか
見てみるのも楽しいですよ!
こちらの振袖コレクションで見るのもいいかもです ↓
https://www.hosomi-gofuku.co.jp/furisodecollection/
きもののほそみYoutubeチャンネルもございます!!!
前撮りの様子やコーディネートなどのご紹介もしておりますので
ぜひご覧になってみて下さい!!
では今回はここまでです!
次回の振袖ブログをお楽しみに~( *´艸`)
では、またっ!!
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