こんにちは
きもののほそみの北野です。
全国の令和4年成人の皆様、
ご成人おめでとうございます!!
ここ丹波市周辺では一日とてもよいお天気になり、
快晴のもと、新成人さんが友達との再会を喜び合い、
先生方との交流やご家族様とのハレのひとときを
お祝いムードいっぱいで迎えておられました。
↑丹波篠山市会場の様子です
さて今回のブログは
振袖選びに不安のある方向け 第3弾!
「【お悩み別】着られるのある??心配女子の振袖選び ~ふくよかさん編~」 です!!
今回もサイズ大丈夫かな・・・?と
ちょっとでも脳裏をよぎった方には読んでいただきたい
内容のブログになっておりますので、
ご参考になさってくださいね。
まず、ふくよかさんの一番のご心配は
振袖のサイズではないかと思います。
前述の通り、まずレンタルの振袖は
きもののサイズが決まっておりますので
羽織ってみることが肝心!
「問題なく」というのは
きちんとおはしょりが出て、
上前が右の脇線に沿って合い、
裾はかかとが隠れる程度にまであり、
帯を結んだときに、飾り結びを作れる状態のことです。
・・・と書くとどうゆうこと!?と思われますよね。
順を追って、お話していきましょう。
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振袖について
振袖は購入・レンタル・ママ振と3つのプランがあります。
購入の場合はお嬢様の採寸寸法でお仕立てしますので、
着用はできるよね?とお思いではないでしょうか。
はい、着用はできます。
ただ、ご理解いただかないといけない点がいくつかあります。
それは「柄合わせ」について。
例えば好きな柄の振袖を見つけて、購入することになったとします。
そして、振袖には柄がたくさんありますので
脇や上前など、「柄合わせ」をしてのお仕立てが必要となります。
ここでストップ!確認です!!
ふくよかさんの場合、ヒップサイズによっては
柄合わせのできないところが出てくる場合があるのです。
例えばこんな感じ ↓
これは例として掲載しますが、上前(正面の柄)の柄です。
オレンジの花がずれているのがわかるでしょうか?
仕立てをする時、このずれている分はきちんと合わされてお仕立てされます。
上前は必ず合わせるのですが、
脇でこのような現象が起こる場合があります。
柄合わせを気にしなければ
お仕立てをして着用することには問題なし!!なんですが(´∀`)
脇で合わないことがあります。
ですが、脇というのは振袖の袖がかかって見えにくいところです。
多少柄が合ってなくても全然見た目には大丈夫。
これはご本人様・ご家族様にご相談させていただいて、
ご理解いただいてからお仕立てをさせていただいております。
完璧な柄合わせとはちょっといきませんが、
横からずっと見ている人もいませんから
そんなに気にしなくても大丈夫です。
次にレンタル・ママ振の場合です。
レンタルは前述の通り、
M・L・LLサイズでのご用意となりますので、
好きな振袖があった場合でも
着用できるかどうかは
必ず確認が必要です。
ご本人様・ご家族様ご一緒にご来店いただいて
羽織ってみることを強くオススメします。
きものというのは
洋服とは違い、「着付」をして着用します。
紐や前板のような「道具」を使って着用しますので、
「着付」の仕方によっては
多少ゆったり着ることができたり、
見た目を優先して着付ることもできます。
例えば身幅(きものの巾)が足らない場合でも
下前(見た目には隠れる部分)を少なくして
上前(見える部分)を多くし、
美しく見えるように着付することもできます。
ただし、着用して不具合(例えば歩きにくいなど)がある場合は
オススメできません。
仕立て直しをして着用できるようにするか(有料になります)
購入するなどの検討が必要になります。
ママ振の場合も同様です。
着付けをしてみて、状態を確認します。
レンタルと同じで仕立て上がってはいますが、
こちらはご自身のおきものなので、
仕立て直しが可能です。
卒業式にも着るからなどの理由で
仕立て直しされる方は多いです。
ただし、身幅や身丈を伸ばす場合は
伸ばせるだけの生地が残っていることが前提となります。
お母様が振袖を誂えたときに
余分の生地を振袖の裏地のほうに残していれば
その分伸ばして仕立て直すことができます。
逆にその生地を裁断して仕立てている場合は
伸ばすことはできません。
それはお預かりしてすこし生地を解いて確認しないと
わからないので、
もしできるか知りたい!と思われたときは
お気軽にご相談くださいね。
なお、振袖をお直しする場合は
振袖用長襦袢も同様のお直しが必要になりますので、
ご注意ください。
当店の振袖プランについてはこちらから
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帯について
振袖に使う帯は「袋帯」といって
振袖用の華やかな帯になります。
通常は帯を体に2回巻き、
余った部分を使ってお太鼓とは違う
可愛い「飾り結び」をして振袖を着用します。
振袖の華やかさに
より一層の可愛さと豪華さを重ねることで、
20歳の時ならではの振袖姿が出来上がります。
ただ、こちらも注意が必要です。
通常振袖用の袋帯は長さが決まっています。
体に巻く回数は同じ2回なので
体型によっては余る部分の長さは変わってきます。
痩せている方は余分が多いので、
より多くの飾りを帯で作り出すことができますし、
ふくよかさんはその逆もありえます。
以前、当店でご成約いただいたお嬢様に
余りの部分が少なくなることで
飾り結びが少なくなるのはちょっと・・・との
ご相談がありました。
そういう場合は帯に生地と継ぎ足して長くすることもできます
(ながーーーくするのではないです)。
30cmほど長くしますので、
飾り結びもできるようになり、とても喜んでいただきました。
こちらもどうかな?とご心配でしたら
試着の段階でご提案させていただきますので、
まずはご来店くださいね。
ご予約はこちらから
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色・柄について
よく皆様からご質問いただくのが
「ふくよかさんはどんな色がいいの?」ということです。
膨張色はさけた方がいい・・・というのは
実際、私の体験からいうと・・・あります。
濃色の振袖と、薄色の振袖を試着したときに
みなさん必ず「濃い方が締まってみえるわ」と言われます(*゚▽゚*)
それはきものというのは
洋服と違って、全身に色柄が渡るからです。
洋服なら上は白で下は黒というように
上下で色を組み合わせることで
全体のバランスを取ることができますが、
きものは全身同じベースの色となりますので、
全体的に「ボワーーーン」と見えることもあります。
薄いピンクやクリーム色など、
パステル系の色味は避けられる方が多いです。
また、柄ですが
あまり大ぶりの柄はオススメしません。
↑例えばこんな感じ。
好みにはなりますが、
新古典柄のような細かい柄が好まれるようです。
そして一番人気の赤色ですが、
こちらは濃い赤でも明るい赤でも
どんな色でもとても可愛いです!
赤が好きな方はいろいろ羽織ってみてくださいね!!
↑こんな赤はいかがですか?
振袖コレクションも参考にしてください
・その他
ふくよかさんに必ずお知らせしていることがあります。
それは着付に必要な着付道具など、
見えないところに必要なもののことです。
まず、着付道具ですが
紐やコーリンベルト、肌襦袢などにも注意が必要です。
きれいに楽に着るためには
サイズの合った道具が必要です。
通常店頭ではM・Lサイズの小物をご用意しておりますが、
2Lや3Lサイズのものもございますので、
ご安心くださいね。
また、よく聞くのが足袋。
袋のコハゼ(足首のところにある金具)が止まらないけど
どうしたらいい?というご相談です。
ブロード足袋は伸びないので、
コハゼ部分も伸びません。
なので、私はストレッチ足袋をオススメしています。
ブロードよりは足首部分の生地も
伸びますので、キツくありません。
それでもコハゼが止まらない場合は
コハゼを止めている止め紐の位置を変えることです。
面倒ですが、コハゼを外したまま足袋を履くと、
歩くうちにどんどん足袋が脱げてしまいます。
せっかくの振袖姿が台無しになってしまいますので、
こんなところにも注意が必要です。
さて、いかがでしたでしょうか?
ふくよかさんの振袖姿は
とっても可愛くて愛らしい!ので
明るめのコーディネートがオススメです!!
素敵な笑顔と相まって
とっても とっても素敵な振袖姿になるからです!
こちらの振袖写真館の振袖コーデの参考にしてみてくださいね!
どーかなあ・・・ 着られるかなあ・・・と
もし思っていらっしゃいましたら
気軽に質問がしてみてくださいね。
お嬢様の人生に1度しかない成人式に相応しい
特別な1枚を見つけましょう!!
ではまた!!